震災から20年。
あの日、朝テレビを付けたら、何を見ているのか…しばらく理解できなかった。
それまで生きてきた人生の中で「地震」があんなに怖いもとのいう認識がなかったから。

その頃、私は地元のケーブルテレビで仕事をしていた。
ロビーにはテレビモニターが沢山並んでいて、いろいろな番組を映していた。
多チャンネルが売りのケーブルテレビでしたから。
受付の所から時々見ていた。
その少し前から、画面の端に地震速報が出ていて…またか…。またか…。また…。
でも震度3が多かったような気がした。いつもの「地震」位に思っていた。

そして、あの日の朝のテレビ。「えっ」て絶句。
仕事の1つに新聞から地元の記事をスクラップするというのがあって、各新聞をよーく見ていたあの頃。
でも、あの日から掲載された震災の悲惨な写真や文字を見るたびに、読むたびに、
何かしなきゃ…と。
でも、何をできる訳でもなく…。日に日にわかってくる震災の凄さ。
募金をした。わずかだけど…募金をする事しか出来なくて。

あれから20年。その間には3・11もあった。
災害も増えた。地球が変動期にでも入ったかのように。

忘れてはいけないんだね。風化させちゃいけないんだね。